ストレイト・ジャケット8 イケニエのロンリ 〜THE SACRIFICE 2nd.HALF〜
著者:榊 一郎
出版:富士見書房
ISBN:4829118148
発売日:2006/04/20
¥609
こんにちは。遅寝遅起きヒツジのKです。時間がある時にまとめて日記書いておかないと、なんか忘れ去られそうな感じがします。今日は、最近買ったのにレビュー書いてなかったものをちょこちょこと書いておこうかと思います。
榊先生の「ストジャ」シリーズ最新刊。黒騎士編の後編です。
使用すると常に魔族になってしまうという危険性を孕む魔法。その魔族化を抑制するはたらきを持つモールド。そして、モールドを着込んで魔族の退治を請け負う魔法使い・・・戦術魔法士のレイオットと、その助手カペルテータの物語です。ただし、主人公のレイオットは無資格の魔法士、つまりは犯罪者であって。助手のカペルも、魔族に犯された母親から生まれたという黒い過去を持ち、世間からは迫害の対象となっており。二人に漂う退廃的な黒いムードで沈みがちですが、周囲の人々との関わり合いの中で二人が徐々に変わっていく様子なんかもまた楽しみです。魔族化への危険性から使用回数が制限されている魔法を使った、知的かつ派手な戦闘シーンも良いです。
今回は、七巻からの対黒騎士戦のほか、ジャックの作りたがってる新しいモールドなんかにも期待して読んで下さい。・・・私はまだ30ページくらいしか読んでませんは(ぉぃ
このハードボイルドな世界観は、同氏の「まかでみ」シリーズよりも好きだったりします。とは言え、一巻が出たのは相当昔のことで、また読み返して内容を把握しておきたいなとか思ってます。三巻あたりが、文庫のくせにブ厚いんですけど、私は時間を忘れて読み耽ることのできるタイプなので、全然平気ですけど。
榊先生の公式サイト「うごうご榊くん」
→http://www.ugougo.net/
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